11月から開始した土曜日のご利用者からも複数名、地域支援事業や運動サービスへの移行者が出ました。概ね2カ月の勝負でした。卒業ありきではありませんが結果的にそうなりました。こういったことを実現するには「環境と徒手」は欠かせません。予防のさらなる予防を実現するには、「なぜそうならないか」を解決しないと、漫然と公的資金が投入されます。
また、特養への移行者も数名出ました。これまで特養以外の移行者は出ていません。開設当初から家族・関係者とともに協力しあい、嚥下状態や歩行・認知など比較的良い状態のままで、家族も納得の上で施設へ移行することが出来ました。ご家族は「そちらのお陰でこれまで家で過ごさせてあげることが出来ました」と言って頂けました。「在宅生活の限界点を引き延ばす(延伸)」は、認知症の方であれどのような障害をお持ちの方にとっても、妻や子供達に迷惑をかけたくないという想いをお持ちなのは当然の心理です。特養であれば、参酌基準(利用者3人に対して1人の職員(常勤換算))ですので、有料老人ホームのような24時間、何人の入居者でも1人の介護員が専従すればよい基準とは異なります(実際にそれでは訪問介護の兼務も出来ませんので、大体2名は専従しているでしょう)。費用面でも個人の所得に応じた応能負担制度なので、ご家族に金銭的負担を強いる必要もありません。NOリフティング(抱えない介護)など、昔と今の介護は少し違ってきています。補助金の投入によりICT化や外国人材の投入も進んでいます。現場の大変さは変わりないようですが。
特養の入所に立ち会ったり現場感覚からすると、認知症であれどういう障害をお持ちであれ安定した状態であることが重要です。でないと介護や医療負担が増えご本人も身体的苦痛を伴ったままになります。しかも施設での生活はベッド上が主体になるため孤独かもしれません。特別養護老人ホームといっても療法士が必ず配置されているわけではありません。看護師が機能訓練指導員をしている場合が多く、専門的な対応が難しい場合、さらなる苦痛や身体の悪化が起こります。その為、私たちの役割は、「限界点を引き延ばす」=「良い状態でいられるようにする」ことなのです。
高齢者や障害者が出来るだけ少しでも長く家族と生活できること。自分の家で暮らせること。これがどれほど大切か、介護業界を経験すればするほど痛感します。それぞれの生き方や心情・苦労・不安がある方々を私たち介護・医療職は向き合って行きます。その役割を少しでも担える法人でありたいと考えています。
ハローワークの求人情報:セラピストの副業を除き掲載終了致しました。ご応募頂いた方々ありがとうございました。
