地域再生 中津市 アクティベーション

 令和7年11月1日から通所介護の2単位目の事業として、当法人のリハケアあるく(通所介護)で定員20名、午前中のみ運営を追加しました。① 継続した利用可能かつ、② リハ環境のある中で徒手的な対応が必要な方を中心として、③ 総合事業の対象者を主とした事業を開始することになりました。2週間前にやんわりと周辺に情報を提供させて頂きましたので、おそらくほとんどの方は知らないかもしれません。この場をかりてご報告させて頂きます。

 まずは15名を目標にさせて頂きましたので、2週間前に狭い範囲で少し広報だけさせて頂きました。初回は10名の方がご利用されました。もう15名には達しそうです。今後は残り5名枠をお声かけさせて頂きます。

 皆さん、PT・OTの徒手リハ各運動機器や認知機能予防改善に真剣に取り組まれていました。「ここに来れば良かった」・「来てよかった」・「楽しかった~」・「また会おうねー」と互いに言い合いながら、コミュ範囲も増えたためか満足されていました。

 話は変わりますが、地域の方から3日前の夕方に電話が鳴り、「動き悪く見に来て欲しい人がいる」と2件相談がありました。その為、午後から「訪問Fit」してきました。どこで聞かれたのか、新たな依頼が毎週あります。1件は介護保険の申請代行を依頼しました。もう1件は状態を確認し、その地域で生活するということは、最低でも現状の認知・心身機能を維持すること。生活できなくなるとは、どういうことを意味するのか。まずは心身機能を観て、環境を確認して、個人因子や使えそうな促進因子、医療的な判断の必要性をリハ専門職の立場から正直に伝えました。

 この取り組みで、これまでC型サービスの適応者が私の判断ではほぼいないのが実情です。各症状で運動だけでは解決しない事例や、適正なリハ環境が必要だったり、継続性が大切なケースだったりと通所Ⅽや訪問Ⅽでは対処できないと判断する場合が多いのです。例えば脊柱管狭窄症には間欠性破行があります。途中で休まないと歩けない症状です。そういったケースに広い環境で買い物をして回ることは難しいのです。それが出来そうなレベルなら地域の人が集う体操教室を進めます。なかなか難しいところです。「ヘルパーさんとこういうふうにすれば出来るようになる」とか、そういった提言のほうがまだ自立度は高まるでしょうが。視点を変えることも必要なようです。

 11月5日に民生委員会にお伺いする事になりました。これまで各地域の集まりに出席したことはありませんでしたが、地域アクティベーション(再活性)の一環として介入を始めています。内容としては、営業ではなく地域のお年寄り支援に対する「視点」や「支援判断材料」をお伝えしました。週1体操でも20名程度の方に、体操の大切さと弊害をお伝えしました。社会福祉協議会の担当者も参加されていたようで、初めて、当方の地域再生支援を知られお声をかけて頂きました。お互い地域のために責務を果たせればと思います。会が終わると民生委員の方々から個別にそれぞれお問合せを頂き意見交換が出来大変有益でした。ありがとうございました。

 最後に、土曜日に短時間生活相談員アルバイトを募集することにしました。ケアマネ有資格者等、ご興味がある方はご応募下さい。