次年度、3月6日出版。出版社ミスターパートナー取材選考部から「2026年度最新版 注目情報はこれだ! 「頼れる専門家」」の取材に応じることにしました。各書店でも購入出来るそうです。Amazon 「kindle版」でも読むことが出来るようです。ご興味ある方はご覧ください。前回の「経済誌アンカー」に続いての掲載になりますが、出版社の熱意に推され取材をお受けしました。
話は変わりますが、11月8日(土)の軽度・中度者用短時間デイは2回目になります。約10名~15名以内のご利用者に到達しました。関係者の皆様お勧め頂きありがとうございます。定員は20名を予定し今後運営していきますが、まずは15名で様子を観ながら予防と改善の視点を組み合わせながら進めて行きます。
この短時間専門デイの特徴は通所C型や他の短時間デイと以下の点で異なります。
① 「物忘れ、高次脳機能、認知課題グループ」
OT・STによる段階付け(レベル)を決めながらグループで楽しめるような取り組みをしっかり行います。認知機能には、短期記憶(ごく最近のこと)や長期記憶(培ってきたもの)がありますので、症状に応じて専門的に行っています。皆さん「楽しい!」とかなり熱心に取り組まれます。こっちらがビックリする程集中されています。
② 「身体機能改善グループ」
肩・腰からくる痺れ(座骨神経痛等)や痛み、腰痛といった一般的なものから、脳梗塞や脳卒中や脊髄損傷、パーキンソン病等の後遺症に対しての歩行力や動作改善。装具の調整や作成。専用のリハ機器や徒手的なリハビリを加などを行います。利用された方は「しっかりリハビリを受けることができた」「腰の痛さが和らぎ歩ける距離が伸びたので買物に行けた」などのお声を頂いています。
脳卒中を少し専門的にご説明しますと、脳には機能局在(ブロードマンの脳地図で手とか足とかの対応場所が決まっている)をもとに、脳皮質(脳表面の大脳皮質)のベッツの椎体細胞から手足等にシナプス(継ぎ目)を介して運動の指示を伝えます。脳や脊髄のどこかでトラブルが起こると運動を調節する錐体外路という神経回路も加わり様々な症状を呈します。脳の損傷の部位や程度によって、障害の程度は随分異なりますので、症状を観れば概ねどこの損傷か病状かが予測がつき、お困りごとの対応が決まってきます。
○○専門と各職能団体の研修過程に出席学習して、それを売りにしているところもあるようですが、療法士として医学修士や博士課程を得ていたしても、そもそもその手の専門職である以上概ね対応出来るのが普通なので、特異な分野かどうかは臨床過程で分かれます。業界関係者やご利用者から聞かれることがありましたので、この場をかりてご説明させて頂きます。
③「パラレル」での運動
聴きなれない言葉かもしれませんが、集まりには「不特定の段階付けされた目的の集まり」がとても大切です。これを私たちは「パラレル」と呼び、終わりに30分程度、各効果を高められるよう各集団運動を行います。以前、通所Ⅽ型でも行っていたので、その際行っていた体操などの取り入れ行います。
ビックリするのは、皆さん、出来るだけ立って運動しようとします。これがパラレルの効果で、互いを高めあうことやクライシス(悩み)を共感しあうことで不思議と効果が高まります。交流範囲も拡大します。
④「フレイル予防」
「デイに行きたがらないから困っている方」が、なぜか迎えにいったらすでに準備して待たれるようになり、フレイル予防、衛生面の安心に繋がって行きます。これが一番不思議です。短時間というのもあるでしょうし、継続的な利用が可能という安心感がサービス提供側にはあると思いますが、ご本人が「行きたくなる」のでしょう。男性が多いのも特徴です。
お困りなことがあればお気軽にご連絡下さい。
