いつもこのブログを閲覧頂きありがとうございます。「リハケアあるく」の岩﨑です。コロナウイルスが流行っており感染症対策の相談がありましたのでブログにします。
今回は空気感染(飛沫含む)実践編について解説します。感染症対策専門家の方、見解が違ったらすみません。私の実際の現場経験からの対策を説明させて頂きます。予めご了承の上参考にされて下さい。
昨今、コロナウイルスが猛威を振るっています。不思議なことに「感染が拡大する施設(事業所)」と「全く発症者が出ない施設」があります。
なぜか夏場でも増えます。暑くてマスクをしないからでしょうか?
何が違うと思いますか? 運でしょうか? 環境でしょうか?
私の考えは、 感染症発生時の ①対応スピード ②リーダーの危機意識 の2点だけです。いくら立派なBCP(事業継続計画書)があっても目に見えるものが相手では思う通りには行きません。
手順書や仕組みを重視されますがそれ通りやれば上手く行のであれば問題になりません。
災害でも何でも想定を超えるから災害なのです。だから「リーダーの資質」は標準化されたマニュアル以上の価値があるのです。
私が経験したのはコロナが発生する前の特養にいた頃、インフルエンザやノロウイルス等の感染した方々の苦しんだ様子をこの目で観て対応してきた介護現場の実情に基づく対策です。
もちろん病院と高齢者施設では設備も医療機器の内容も異なりますので、施設での感染対策は本当に基本的な感染対応と「リーダーの力量」に依存すると思います。
そもそも病院は治療の場、施設は生活の場なので対応にも限度があります。
まず ① の「対応スピード」は管理者やトップへの発症者発生の【報告速度】です。
ハラスメントや介護事故などと一緒でトップが疎かったり、「なーなー」だったり、現場の叩き上げ経験が浅いと判断能力に乏しく対応に遅れをきたします。その結果、目も当てられない状況になります。
次に「危機意識」です。これは職員もそうですが、家族への感染症の重症化に対する【危機理解教育】になります。
感染症に罹患すると生命に影響を与える可能性があることを徹底的に伝えます。
つまり、家族にも【重症化するとどうなるか】【感染を持ち込むとどうなるか】を繰り返し伝えるのです。
職員は家族に恥じないようにプロ意識をもって日常生活にも制限をかけつつ対応します。感染症を持ち込めば人命にかかわりますし、その経路の媒体にならないということが大切です。
昔、「3密」という言葉が主流になりましたよね。多床室より個室のほうが感染対策には強いです。しかし、ウイルスを持ち運ぶのは入所者ではないことは多いのであまり環境は影響しません。
最も大切なことはウイルスを吸い込まないようにすることですが、空気が流れていないとウイルスは停滞し床に落下します。
その床に職員が膝をついてコミュニケーションをとったり、一緒に食事をしたり、靴底を消毒しないで歩き回ればあれよあれよという間に伝播します。
うがいや消毒、手洗いはウイルスが付着していることが前提です。付着させなければよいだけです。ウイルスを吸い込まない環境にすればよいだけのことなのです。
重要なことは、第1発生者からこの展開を即座に判断し対応出来る「リーダーの存在」です。
サキュレーターで開けた窓に向けて空気の流れを作ろうとか、手袋を1週間だけ2重にして経路を遮断しようとか、期間を区切り徹底的に対応します。
長期戦は職員の離脱者を出しますので現場が疲弊します。面会制限すると入所者にも影響が出ますが、経路を遮断しないと長引きます。
感染症者がいるのに職員が集まるミーティングなんて即中止です。いくら立派な感染対策の格好をしても、人が集まれば意味がありません。このご時世社内メールで充分です。
「速度感のある具体的な経路遮断」と「重症化リスク教育」以外、打開策は経験的にほぼありません。
感染対策は「運営力」でもありリーダーとして必須な「実力」です。なぜなら生命に関わりますから。
その為、経験のあるリーダーがいなくなると空気が緩み感染症が発生したり拡大したりします。当然と言えば当然のことです。
ですが介護現場は「死」や「苦しむ姿」を頻回に目にする場所でもあります。そしていつしかそれに慣れて来ます。そうするとそれが普通となり感覚が麻痺します。「死」や「事故」に鈍化してしまうのです。
これは感染症についても同じことで繰り返し経験すれば鈍化してしまいます。
しかし、「慣れてはいけないもの」そして「どうしても慣れてしまう心理」をリーダーが理解していれば、虐待や感染拡大などの多くの問題は減少します。
リーダーってそういうものだと思います。工場長みたいな存在で「一番厳しい顧客の目を持つ者」でもあり、「現場力」や何かおかしいぞと感じることの出来る「直観力」のプロなのです。
リーダー教育に困っている法人は大分県が委託する【介護労働安定センター】にご相談され、私を呼んでいください。専属の指定コンサルタントなので費用が安くて済みます。
昔、北海道の美瑛慈光園の安部理事長(今は退任されています)が、飲みながら私に「施設長は工場長理論」を熱く語っていたのを想いだしました。
現場の苦悩や実情もご家族に伝わると介護の世界はもっと良くなるでしょうね。
誰も怪我をさせたくてしているわけでもありませんし、感染症を持ち込みたくて持ち込んでいるわけではありません。それを家族に伝えるのもリーダーの仕事です。
話は変わりますが、毎週土曜の発達サポート【ReACT】を今月より再開しました。ご利用頂いている方々の内容は個人情報に触れますのでここでは触れません。
今日は一冊の本を冒頭で紹介させて頂きました。小さい頃、親が子供に本を沢山読み聞かせてあげると脳が情緒的にも成長します。
私はとにかく「本」だけは欲しいと言えば買っていました。読まないかもしれない本も買っておいておくと読んでくれていることもありました。既に図鑑から何から無数の本が棚に並んでいます。
そして親が本を読んでいる姿も見せるようにしていました。「本を読む事」は解決策や生きる術、知識に触れることでもあります。
ICTがこれからますます発達し書籍はネットで読む時代になるでしょう。それでは親が読み聞かせてあげられなくなります。
本を読み漁っていた子供達も巣立つ日が近づいています。あっと言う間に大きくなってしまいました。
漫画でも何でも触れることが大切です。人生の全ては人との関わりから得るものばかりです。大切な事は「愛されるように生きる事」を伝えることです。
パーソナリティ(人間力)にAIやロボットは勝てません。
誰しも得手不得手があります。利き手と非利き手がありますし、脳も左脳と右脳に分かれます。もっと言えば前頭葉や側頭葉、頭頂葉、後頭葉に分かれます。
さらに前頭前野や海馬、間脳や中脳、小脳などに細分化されて行きます。突き詰めると機能局在(機能の役割分布)に分かれます。
得手不得手があって普通なのです。ただ不得手とどうつきあうか、どう補うかを学習(経験)することが大切です。これを療育と言います。
発達リハビリテーションの療育に含まれ、得手はさらに伸ばし、不得手は出来るだけ克服することを意味しています。
市場ではこういう場所や機関は限られますが、子供達の未来が明るいものであって欲しいと願ってばかりです。
私ども法人はこのブログしか広報はしておりません。広報の意味合いも乏しいですが、このブログにたどり着きお問合せ頂く方が多いのも事実です。
そういう意味で社会のお役に立つことが発信出来ていれば幸いです。
