#リハケアあるく #求人 #靴 #座骨神経痛の視点の解説

 只今、当事業所では「求人」を行っております。処遇改善加算も現行「Ⅲ→Ⅱ」へ変更予定ですので給与面では現在ハローワーク掲載額にプラスαの変更になります。療法士が運営していますので、「身体的負担を考えた環境設定になっている」と最近見学に来られた方が言っていました。働いてみないと分からない部分もあるかと思いますので働いてみて頂けたらと思います。法人の大小はこの時代重要ではありません。自分の人生の歩み方、健康を大切にされて下さい。人生は有限な時間ですから。

 今日は当方に来られているSTさんとともに今後の展望について話し合いました。私がこれまで出会った中で、最も頼れる言語聴覚士さんです。今日のご利用者も「1週間に1度しか来れないけど待ち遠しい」と言われていました。思い返せば、デイあるくを開設させて頂き概ね2年が経とうとしています。ボロボロの靴を履きながら今日も動き回っております。当法人は沖代にあるアパートの小さな一室から始まりました。2年前はとにかくこのボロボロの靴で歩きまわりました。ナイキのAIRMAXです。昔の3本線ではありませんが、高校時代は欲しくても買えませんでした。今も同じ靴を履いて奮闘しています。

 今回は座骨神経痛について私の考え方をアップしますが医学的な考え方の一例にすぎません。東京でも一度、理論を説明させて頂きました。腰痛、肩痛、股関節痛、膝痛を抱える介護員・看護師さんが多いのが現状です。退職時期になると腰が悪く歩けない状態になっている方も時折お目にします。だから、これからご説明することは全職種に分かって頂けるようにします。療法士の方はプロなのですから、その責務においてさらに立ち返って砕いて下さい。

 格闘技でも勉強でも何でも「基本に忠実なこと」が最も大事なことです。「はじめの一歩」という漫画をご存じでしょうか? トップは変則ではなく基本に忠実です。ハートブレイクショットでも、カウンターでも倒せません。無理をすると主人公はこれまでの殴打のひずみでパンチドランカー症候群になってしまいます。これは私たち療法士の世界でも同じことが言えるのかも知れません。もちろんハイレベルな環境で歩んだ経験値も重要な要素ですが基本に忠実かどうかも大切です。

 今日、ご利用者から「脳卒中専門士」はどうなのかとご利用者に問われました。疑問を持たれた理由があったのでしょうね。私の答えは「臨床の場数とそこで学んだ過程が全て」だとお応えしました。専門士制度は各職能団体レベルの話で合って、国家資格レベルの資格ではありません。どの仕事でも場数とその成果には叶わないと思います。

 私の時代は海外帰りの療法士が多く、スプリント専門のOT(手の外科)や一緒に働いていた方も海外で従事した療法士さんでした。若い療法士の方々はそういう方々との経験は少ないのではないでしょう。例えば切断とかも含め担当された経験は整形外科の療法士でも少ないのではないのでしょうか。民間のリンパドレナージやマッサージもありますよね。がんの方にドレナージなんてしたら転移させちゃう可能性があります。なぜならがんはリンパ管を通って運ばれるからです。

 医療ドレナージの方が少ないのも現状です。当時の能動義手でも8割以上のトルクを出せました。車のトルクの比ではありません。切断の断端を形成(適合できるようにするまで)には包帯を巻けないと出来ません。当時は毎日100回ペットボトルで練習させられました。今はインパルス(電気信号)を広い電動義手や義足、カーボン、アシスト歩行機器その他の素材も色々増えましたね。車いすのタイプやキャンバー角も柔軟性が高まり、車いすマラソンやバスケ・バトミントンなどの競技も発展してます。

 解剖・運動学ではなく生理学が得意な方は良くわかると思います。分からない方は「間島のシンプル生理学」や「生理学青本」などで基本に立ち返ってみるとよいのかもしれません。坐骨神経は下肢を支える神経の木です。Ⅼ1(ラテラル1)~Ⅼ5間の集合体です。それが座骨結節から下肢末端まで名称変え枝別れしながら到達します。これが左右に存在するのです。Ⅼ2以降、仙髄(膀胱)の中枢(中継地)もあるので私はそこも踏まえ、かつ左右差も考慮します。脊損リハの基本です。脊損リハは「神奈川リハが出している赤い参考書」がありましたね。宜しければ購入され研鑽されて下さい。

 膀胱は概ね200ml程度から尿意を感じます。500mlが我慢の限界点です。これを反射(排尿反射)といいます。膀胱の膨らみ度合いを自律神経のインパルスが仙髄の膀胱中枢に伝えこれを私たちは一般的に「尿意」と呼んでいます。この基本的考えについては前回の「閾値について」をご参照下さい。この腰椎間でトラブルが起きたり梨状筋などの筋群、神経伝達物質、その他(怖いので触れません)の問題かを見極めます。SLRなどの簡易検査は多少の参考程度で考えていますが重視していません。

 そもそも脊髄内はMRI(核磁気共鳴画像)でしか分かりません。徒手で探るならASIA(領域)を頭に入れて下さい。そして疼痛・痺れ部位を知ります。座骨付近なのか、末端まで発生しているかを探ります。硬い(緊張)とかそういう話ではなく、ラテラル系統での問題なのか筋群その他かを分別します。全ては神経の分布領域の把握力によります。もちろん脳卒中の方は機能局在も加味する必要があります。多くは椎間板圧迫などの問題が多いですがそうでない場合もあります。もちろん糖尿病性末梢神経障害や動脈瘤なんてこともあります。触たったり皮膚色を観れば分かりますし既往歴でも想定できます。

 坐骨神経性なら問題部分を掌握し徒手的アプローチを行います。脊柱管狭窄などは手術適応例も多いのですが、また狭窄するケースもあるので状態を観ながらアプローチを行います。実際の徒手は感覚差を感じないと分かりにくいと思います。今回は視点の解説をさせて頂きました。次回、機会がありましたら徒手理論の方法をアップしたいと思います。