当事業所の見学や体験された方から「男性ご利用者さんが多いですね。」とよく言われます。デイサービスはレクリエーションやご利用者同士のおしゃべり、昼食を食べてお風呂に入って帰るというイメージが強いようです。その為、男性ご利用者は「わしゃ、1日もおりきらん。」と言われご利用のハードルが高くなります。ケアマネさんからの問い合わせでは、男性ご利用者さんの目的の殆どが「リハビリだったら行ってもいい。」と言われることです。
ご利用者さんやご家族が何を目的としてリハケアあるくをご利用して頂くのか、その背景をとても大切にしています。入浴・リハビリ・ご家族の介護負担軽減と様々な理由があります。またご本人はリハビリだけして短時間で帰宅されたくともご家族は介護に疲れていて利用時間を長くしてほしいと思いは様々です。ご本人とご家族に相違が出た場合、目的がリハビリだけであっても、ご本人に退屈をあたえずここにきたら「楽しい」と思ってもらえる空間となるよう、スタッフはご本人の興味のある会話や機能訓練内容や活動を提供させて頂いています。
昨今もご家族より、「前のデイサービスは本人が行きたがらなくて送り出しが大変だった。結局、やめてしまった。でもここで通えるようになって感謝しています。」と言われたり、「主人が帰ってきたら、えらいニコニコ😊していて、明日も行きたいって言いだしたのよ。どこにも行かないって言ってたのに、今日はこんな事をしたよと教えてくれるようになり、家族の会話が増えました。ありがとうございます。」などのお声を頂きます。認知機能の低下や高次脳機能障害がありコミュニケーションが取りづらいご利用者の方にも、どうすれば楽しいと思って頂けるか、笑顔が増えるかを日々、創意工夫しております。
また、ご家族は当事業を勧めて頂いたケアマネージャーさんにもとても感謝されています。「もう1日、増やせませんか」、「どこか他に空きがありませんか」、「利用時間を延せませんか」というご要望も増えています。
新規のご利用の問い合わせでも、ケアマネさんのご紹介に限らず「ここの話を聞いて行ってみたいと思った。」と口コミで興味をもって頂ける方も増えているようです。今は満員になっていることもあり、直ぐにご案内できないこともありますが、頂いた問い合わせ順に調整し空き次第、直ぐにご案内させて頂きます。これからも女性・男性問わずに誠実な対応ができ、少しでも長く自宅で生活が出来るような運営に努めます。