発達が気になる子の訪問サポート ほのぼの

こんにちは🌿

暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今回は、訪問の様子と、少し立ち返って考えたい**「発達とは」**についてお話しさせていただきます。

【訪問の様子より】

今回は、未就学児さんのコミュニケーション面に関する2回目の訪問でした。

1回目に比べ、言葉の聞き取りやすさがより見られるようになっており、嬉しい変化を感じました。
Aくんは「視覚優位(目からの情報が理解しやすい)」な特性がありますが、
外出先という環境の変化の中で、列に並ぶ場面に

少し戸惑う様子もありました。

そこで、
• 子どもの行動の背景をどう分析するか
• どの視点から言葉の理解を促すか
• 支援者・保護者としてどう介助するか
など、保護者の方と一緒に振り返りを行いました。

また、成長とともに新たに生まれてくる課題に対しても、
• 今の発達段階で必要な身体の動かし方
• 概念形成に関するサポート方法
などをお伝えさせていただきました。

お子さまのペースに寄り添いながら、保護者の方とたくさんお話ができたことを、私自身とても嬉しく思っています。
次回お会いできるときの、Aくんの成長が今からとても楽しみです🌱

【発達とは】

『人間発達はまさに機能が分化していったり、それらが統合されたりと、神経ネットワークの終息、発散システムを利用しながらつくられる』と言われています。

つまり、発達とは、単にスキルが一つずつ積み重なっていくものではなく、脳内のネットワークが広がったりまとまったりする中で、心や身体の複雑な機能が少しずつかたちづくられていくプロセスなのです。
感覚・運動・認知・言語・感情といったそれぞれの機能が分化し、やがて統合されていくことで、個別の能力だけでなく、「その子らしい、全体的な成長」へとつながっていきます。

生まれてから生涯にわたって、私たちは発達・成長し続けていく存在です。
その過程の中で、専門職としてそっと寄り添い、支え続けられる存在でありたいと、改めて感じています。