「中津市で専門職が少なく子供の療育で悩んでいるご家族へ」のアドバイスと「めまい」前庭神経性めまいのリハビリテーションとリハビリ徒手技術紹介

 いつも取り留めのないブログをご覧頂きありがとうございます。

 今日、ST(言語聴覚士)と療育や発達のリハビリテーションの話をしました。彼は療育においては私を遥かに凌駕するこの分野の実質的な先駆者の一人だと思います。

 当方には子供の発達のことで悩んでいる方々からの相談が良くあります。相談は多岐に渡ります。

 当時、発達治療のボバース、麻痺や感情の感覚統合療法、認知行動療法、認知療法、SST(ソーシャルスキルトレーニング、AKA(関節包内運動)、JF(ジョイントファシリテーションテクニック)なんて流行りましたね。

 整形や発達、精神科や心療の分野で私たち作業療法士は良く行うものばかりです。おそらく30代後半のセラピストは経験がないものが多いのではないでしょうか。

 40代以降のセラピストでも経験がなく出来ない方もいらっしゃるかもしれません。

 脊髄損傷のリハやECS(環境制御装置)の設定やポジショニング、切断された方の断端形成と装具の適応・操作効率、脳卒中の方も含めた徒手技術、精神心理療法などは経験がないと弾性包帯さえ適正な圧力で巻けません。

 話は変わりますが、なぜ私が子供を気にかけるのか。個人的な理由ですが、私は小学校に上がるまでのほとんどの時間を当時の中津国立病院(現中津市民病院)の4階で過ごしました。

 窓を開け下を覗くと物を焼いている職員のおじちゃんたちが裏の駐車場にいました。毎日、そこにおもちゃを落としては上からおじちゃんに話しかけて看護師さんが持ってきてくれることの繰り返しでした。

 深刻な病気を抱える子供達の中に当時の私もいました。

 そういう私も大人になり専門職として歩んでいます。だから相談に来られるとほっておけないのが本音なのです。幼児期に過ごした親の苦悩の心情が胸に残っていることが大きな要因です。

 今日午前中、PTとOTさんが私の徒手場面を動画(※利用者のプライバシーに配慮しています)に取りながら力加減や手操作を観たりしがら理解しようとしてくれました。とても嬉しかったです。

 実施したのはエロンゲーション(一種の体幹ファシリテーションテクニック)と下肢の痙性に対するエロンゲーションです。

 私が先に行いその後セラピストさんが利用者さんを通じ差を直接聴きながら行います。

 例えば肩甲骨周辺の硬さ。僧帽筋下部や菱形筋、前鋸筋、広背筋が四方から引っ張りあってます。その下には肩甲下筋があります。どこが緩く、どこが固いかを探ります。

 緩い部分は正常範囲に戻し、硬い部分は緩めます。だから各筋肉の状態によってファシリテーション方向が異なります。また肋間もエロンゲーションが必要になります。所謂、トラッキングです。

 こういった上肢帯や胸郭と筋の状態を顧慮して徒手的対応を行います。

 最近、ゲームなども流行っていますね。「e-スポーツ」や昔は流行った「will」みたいなゲームは基本取り入れません。

 なぜなら一時しのぎで軽度者しか出来ないし高齢者には馴染みませんでした。昔もそうだったので今もそうかもしれません。少し使ったら倉庫の隅にありました。

 カラオケやゲームなどはかなり盛り上がりますが、従来のやり方にICTを取りいれています。こちらのほうが有益です。

 ある男性ご利用者が曲が流れ始めると急に立ち上がり歌いだしました。皆、びっくりしました。ですが立位保持し言語を発するという意思を伴う合目的な動作がここで成立します。

 歌は5分程度ですので、5分は立ってバランスをとりながら立位保持ができることが成立します。本人は喜んで歌われていました。

 感情を伴う行動は認知機能にとっても前頭葉や前頭前野を活発にさせます。海馬にある記憶を側頭葉が引っ張り出し、前頭葉にシナプスし前頭前野(情緒)と運動野から運動指令を出して歌うという行為が起こります。

 音楽を聴きながら大小の音程を合わせるという発語活動も起こります。

 最近、リハ職の人材募集が目立ちます。市場が変化したのでしょうね。

 しかし、リハ職の有無はビジネスモデルの向上に影響を与えません。報酬は変わりますが、人件費もかかりますし、SNSや広報も必要かどうかが疑問です。それが地域の何に役に立つのでしょうか。何か本質は違うような気もします。

 今日、持病を抱えるご利用者の一人から「コンビニに一人で行けるようになりました」と言われました。100m先にあるLawsonです。独居の方にとってはとても大切なことでありこれが「本質」だと思います。上手くいかないことも勿論ありますが。

 話は変わりますが、私は住宅型有料老人ホームの施設長を約8年勤めました。建て直し時点で入居料金は約9万代でした。それを14万まで段階的に引き上げました。約4~5万ですね。

 そこに介護保険料や医療費、散髪などの生活費が加わり18万以上になります。

 でも入居者は概ね常に満床でした。コロナ禍でしたが段階的に値上げをさせて頂きました。互いに苦しい中、市場はしっかり応えて頂けました。私のビジネスの根幹は集客ではありません。ロジカルな考え方のみです。

 そもそもこのご時世、これだけの費用を親族含めご負担出来ますか。親が子供に助けてもらいたいでしょうか。

 自分の家族だけでも今の物価高の生活は大変なのに。ご家族の生活にも苦しみを与えてしまえば「ビジネスの領域や福祉の概念」からそれてしまいます。

 だから「在宅の延伸」は避けて通れないコア(核)であり難しい問題でもあり、「あるく」ならではの特質する部分なのです。

 今日は「めまい」、特に前庭神経系のめまいのリハビリについて解説します。

 めまいと聞けばメニエールなどを想像されるかと思います。耳は外側から外耳から入り鼓膜を抜けたあと中耳、そしさらに内耳に進みます。中耳には3つの骨があり鼓膜の振動を聴神経に伝える役割をしています。

 内耳には三半規管がありこの中に水が半分あります。この水の動きを感じるセンサー(絨毛)があり人間の位置感覚やバランスを前庭神経に伝えています。

 眼球の裏には網膜がありその中央に視神経が来ています。これらの神経を一般的に脳神経と呼びそれぞれが連携しあっています。ちなみに脳神経は12本あります。

 立った際にめまいがする。自律神経調節障害による起立性低血圧などもありますが、脳を損傷すると司令部が機能不全を起こすので、小脳や脳幹(中脳や間脳など)系の損傷では特にめまいが起こりやすくなります。

 小脳が運動を再学習するから麻痺なども治るという脳卒中専門士の方もいらっしゃいますが、それであれば皆簡単に治っています。治らないから皆さん困っているのです。可能性を謳っても結果が伴わないと思います。

 まず、各脳は運動調節や平衡感覚の司っており運動学習してきたものを蓄積させる役割があります。海馬は記憶、側頭葉はワーキングメモリ、小脳は運動学習などが例です。

 ここで視神経からアプローチをかけます。目でボールなどを追う。だんだん早める。左右上下などを繰り返します。つまり神経にとって負荷のかかる状況を作り出します。

 次に顔面で左右上下、横倒し(側屈)させ早めて行きます。つまりめまいに対する閾値の順応性にアプローチをかけることになります。

 脳損傷では閾値が痺れなどで高まっている場合がありますので、閾値を確認してから行って下さい。

 そして実際の動作でめまいが落ち着いていくかを追いかけます。さらに運動抵抗が強い方向に絞ってアプローチをかけていきます。それを繰り返します。

 これが私の視神経からアプローチをかける方法です。実際、観ないと分かりにくいかもしれませんが。参考に出来るのであれば実施してみて下さい。脳の可逆性・可塑性が成立すれば皆さんにとって有益です。